1月末に強い冬型の気圧配置になって北関東でも雪が降った。この時期、長時間の雪山登山はイヤだがCT180分程度の軽めの雪山登山はやってみたい。そうと決まったらどこの山にするか色々思案して3座ほど候補を考えた。その中で、今回は展望が素晴らしいという浅間隠山をチョイスすることにした。浅間隠・・・というと「浅間山」という総本家の亜種みたいで中途半端感ありありでこれまでイマイチ気が進まなかった山だ。だが、なんだかんだ言ってけっこう人気のある山みたいだし、グレトラ2の田中陽希さんが訪れた二百名山ということもあり、浅間隠山に行くことに決めた。ということで朝5:30に自宅を出発して前橋を通過してR406~県道54経由して二度上峠へとむかった。県道54の峠道を進むと圧雪路が現れた。
圧雪路を進み、浅間隠山登山口に程近い駐車スペースに9:40頃到着。支度をして9:50頃出発。
県道のアスファルト路を150Mほど行くと
ここからが登山道なんですな。
他の登山者はここでアイゼンを装着していたが、こんなにトレースがはっきりしていてかつカリンコリンに凍ってないのであればしばらくツボ足で進んでもいいだろうと考えた。何も装着しないで登山道に入る。
トレースははっきりくっきりしているね。
降雪後、そうとう大勢の登山者が入ったんだろうな。完全に踏み固められてるよ。
ツボ足のキックステップで進む。
んっ?もう稜線なのか?
登山口から15分するかしないかで稜線っぽいところに到達した。樹間からみえるあのピークが浅間隠山なんだろうな。
登山道はトラバースっぽくなり
この標識が現れると
登山道はいったんゆるい下りとなる。
ちょっと雪が深くなってきたかな?一応、ワカンと12本ツメアイゼン両方をザックに入れて用意してきたが、ここでワカンを装着すべきかこのあたりでちょっと悩んだ。
そのままワカンをはかないで進んでいくと登山道はしだいにのぼりに転じ
急登っぽくなってきた。
今度はこの急登でアイゼンを装着するべきか悩んだ。キックステップでなんとかここまで登って来たが、この急登ではじゅうぶんな蹴りこみができないところが各所であり、そのたびにズルズル滑ってしまった。おかげこの急登ですっかりペースが落ちてしまった。
結局、アイゼンを装着することなくそのままやりすごして進むことにした。まぁ特別危ない箇所はないし、すでに山頂が近くなってきているのでもういまさらいいでしょう。
こうして、アイゼン無しのままずるずる滑りながらも11:39、ついに山頂手前の前衛峰に達した。なんだ、山頂までここから残りCTで20分か。もうこのままアイゼン無しで山頂まで行っちまえ。
浅間隠山へ続く鞍部を進む。
浅間隠山山頂への最後の上りを行く。なんだ、意外に緩い傾斜だね。
これが山頂・・・・?と思ったがニセピークだった
ここを越えると・・・今度こそ山頂?
11:59 ほぼ2時間10分ほどかかってようやく浅間隠山山頂に到着した。雪の中、ツボ足で滑りながらだったにしてはまぁまぁのコースタイムかな。
山頂で休憩していた登山者にシャッターを押してもらった。シャッターを押しながら「ブログにでも載せるんですか」と言われ内心ギクっとした。
しかし今日は風も弱いし天気が最高だな。浅間山がすごいよ。露出をちょっとマイナスにしてみたらいい感じで撮れた。
鼻曲山と八ヶ岳連峰
奥秩父山系だな
関東平野・・・なんかよくわからんな。
日光方面か
谷川岳~志賀高原方面
草津白根山方面
富士山だ。ズームするが、一眼のセンサーにホコリがついちゃってるなぁ。
金峰山ですね。
蓼科山
八ヶ岳の天狗岳かな。
南八ヶ岳だ。
南アルプス?
北アルプス・・・常念?
中央アルプス?
日光連山
日光白根山?
上州武尊山と尾瀬至仏山
谷川岳のあたりは雪雲に覆われていた
白砂山
岩菅山?
横手山
草津白根山
山頂での展望をひとしきり楽しんだ。30分ほど山頂で過ごし、下山することにした。
絶景をみながら稜線を下る。ツボ足だしけっこうおっかない。
あたりに木が生えてくるとちょっと安心。
急斜面をツボ足でずんずん下る。3~4回ほど滑って転ぶ。浅間隠山の急下りは冬の北アルプスと違って、転んでも「いてぇ」で済みます。
しだいに傾斜はゆるくなりコースは鞍部を進む。
静寂の雪山。穏やかでいいね!
二度上峠登山口方面へ行きますよ
いい雰囲気だ
このトラバースはツボ足だとちょっとコワい。
稜線から離れて、県道にむけて急坂を降りる。
ずんずん下ると
登山口が見えてきた。
登山口に着いちゃったね。
登山口からアスファルト路を150M歩くと
13:50 駐車スペースに到着した。ちょうと4時間で往復した。雪はけっこう多かったが結局、ツボ足で往復できてしまった。カリンコリンに凍ってなければアイゼン無しでも行けるもんなんだね。
※2016年2月11日
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