関東ふれあいの道 神奈川1「三浦・岩礁のみち」&神奈川2「油壷・入江のみち」

関東ふれあいの道 神奈川1「三浦・岩礁のみち」

関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)走破をチャレンジすることにした。スタートとして選んだのは三浦半島の先端の神奈川1(三浦・岩礁のみち)~2(油壷・入江のみち)だ。AM6:26のTXに乗車し、山手線を乗り継ぎ京急に乗車し三浦海岸駅で下車する。

9:22発 剱崎BS行きのバスに乗車し

9:34 10分ほど揺られ、松輪バス停で下車。

バス停の周囲は大根畑が広がり

大根が見事に実っていた。

本来のコースはバス停からバス進行方向とは逆ににいって海側へ分岐する道に入るが、この時は適当に行ける所からコースに合流できればいいと思っていたのでいきなりコースをはずれて本コースとは違うルートで海岸方向へとむかった。

バス停から15分ほど歩くと漁港が現れた。

9:50、間口漁港を通過。ここから本来のコースに合流する。

関東ふれあいの道の道標も出てきた。

10:02 間口漁港から海岸線をなぞって歩き剱崎にさしかかった。

天気もいいし、風も弱くてコンディションはいい。東京湾方向に目をやるとたくさんの船が行きかっている。あの房総半島にあると思しき円錐形のシルエットはなんという山なのだろうか。

剱崎の灯台だ。

剱崎の由来。『剣崎の名の起りは、徳川時代の萬治年間といわれている。徳川幕府の官材を積んだ五百石船が、この沖で暴風のため難破し、木材もろとも船は海底に沈んだ。そこで海南神社の神主が海に剣を投じて龍神の怒りを鎮めてもらおうと祈ると、すぐに波風が静まり、沈んだ官の木材がことごとく浮かびだしたという。それをくり船で磯に運んだという。これより、この地を剣崎というようになったと伝えられている。また、断崖の上に立つ灯台は、明治4年に点灯、震災で破損後、大正14年に再建され、千葉県野島崎灯台とともに東京湾の重要な灯台です。」と書いてある。

こちらは剱崎の石碑。

このあたりのことを剱崎というのか。

きれいだ。

では江奈湾方面へ進みましょう。

足場が険しくなってきた。

こういう広いところは平気だが

これは足元が厳しいな。

こんな橋を整備してあるところがあったが、波が橋を洗いこのまま進むのが厳しくなってきた。

こりゃムリだよ!波によって完全にルートが寸断されていまっている。満潮に近いタイミングだったので完全にコースが海中に沈んでいた。飛び石間隔が残りあとわずか1Mかそこらという微妙な距離だったが踏ん張りのきかない滑りやすい飛び石を渡るのを諦め、来たルートを戻り、剱崎灯台から迂回することにした。

剱崎灯台から台地に上がり、大幅に迂回して3回ほど道に迷って時間をロスしたものの、ようやく10:52に江奈湾を通過。

あのまま海岸づたいに来れたらもっと早く来れたんだけどね・・。

これが江奈湾なんだ。

港から5分も歩かないうちに小規模な干潟を通過する。潮干狩りができそう。

この後、コースはトンネルを通らずいったん台地を登って迂回し、再び大根畑の中を進む。

11:23 コースの道標に従い、細い路地を進むと白浜毘沙門天を通過。

説明書きには「ここ持陽山慈雲寺の毘沙門堂は、応安元年(1368年)妙謙和尚によって開かれたと言われ、本尊の毘沙門天は行基の作と伝えられています。この毘沙門天は、海中出現の像といわれ、古来から漁業者の信仰が厚く、ことに正月3日の酉(18時)の刻にはかならずありがたい示現があると信じられており、近郷近在から多数の参詣・参籠があって、あかりの祭典と言われてました。そして智恵と勇武の守り神として崇められています。また特に北方を守る武神とされ厄除け・恵方(その年の「えと」に基づいて、良いと決めた吉祥の方角)の神とされ、また佛の道場を守る毘沙門天で、四天王の一の多聞天とも言われています。」とある。

鎌倉時代に建立されたのか。

さらに路地を進むと海が見えてきた。

みたび海岸線をなぞるルートになる。

ここからの海岸線は剱崎周辺のあたりほど険しくなく、

それほど難しくなかった。

11:40 しばらく海岸線を歩いたところで毘沙門洞窟洞窟が現れた。

ここを弥生時代には住居にしていた・・・ということらしい。洞窟の最奥まで足を踏み入れたが、なんかブキミ。なにを奉ってるの?

洞窟から外を撮影してみた。

東京湾に面しているにもかかわらず、ずいぶんときれいで透明度の高い海水だ。予想以上にきれいで驚く。

こんな足元を整備している箇所が何箇所かあった。「引き返すハメになった剱崎~江奈湾のポイントにこれを整備していてくれたらそのまま迂回せずに時間のロス無しに通過できたのに・・・」とワガママな思いをめぐらした。

さらに進むと漁港が見えてきた。

関東ふれあいの道。

毘沙門湾の漁港を通過。

12:03 次は「盗人狩り」に向かいます。

また洞窟だ。

ふたたび岩礁の海岸を進んでいくと

12:14 関東ふれあいの道神奈川「三浦・岩礁のみち」の撮影指定地「盗人狩」と呼ばれるところに到着。

「橋のところで撮影せよ」とあったので、このアングルで橋を渡っているところを重視して自撮りしたが

本来はこの入り江の奥が見えるアングルで撮影するのがスジってモンだったようで・・・。あぁ失敗。

このあたりにも洞窟があるんだね。

それでは海岸伝いに宮川湾へ進みますか

するとプレジャーボートのマリーナがみえてきた。

船を個人所有するなんて夢のまた夢だ。

おっ ここから海伝いからはオサラバする感じかな。

しかし、迂回したこともあって時間が予想以上にかかってしまった。

12:54 ゴール地点である宮川町バス停に到着。ここに関東ふれあいの道 神奈川1「三浦・岩礁のみち」をゴールした。ふれあい神奈川1の案内看板もある。しかし、うまい時間にバスがないのでそのまま三崎港まで歩くことにした。

関東ふれあいの道 神奈川2「油壷・入江のみち」

ちょうどお昼にさしかかりハラも減ってきたのでちょうど三崎港の中心街に到達したあたりで食事処を物色した。

だがおりしも年末年始の連休の只中なので魚料理を売り物にしているお店にはみな行列ができていた。人が並んでいない「中華料理 ポパイ」というしっぶぅ~いラーメン屋を見つけ、ワンタンメンをオーダーした。

塩分補給にはちょうど良く美味しかった。

三崎港のあたりはちょうど年末のまぐろビッグセールの最中で観光客がけっこう集まっていた。

13:57 三崎港を通過し

関東ふれあいの道神奈川2「油壺・入り江のみち」コースをスタートした。

14:26 諸磯ヨットハーバーを通過。

ハーバーに陸側から海へ排水を流す排水口からの水流に小魚が群がっているのを発見した。釣りの本に「魚は排水口に集まる」と書いてあったのを思い出したが、本当なんだな。

14:35 撮影指定地の油壺ヨットハーバーに到着。

どういうアングルで撮ればいいのかわからなかったが適当に自撮りした。これでいいのかな?

では残すはゴールの油壷バス停だ。こっちだな。

14:46 「油壺・入り江のみち」ゴールの油壺バス停に到着。ジャストタイミングでバスが来て待ち時間無しにすぐにバスに乗れた。こりゃラッキー。

そのまま三崎口駅より

京急に乗車し帰宅した。

登山とは違って、普通の運動靴でトレッキングポール無しでちょっとナメて臨んだが、岩礁帯の岩場等微妙に上り下りがあり、でこぼこのある岩を何回も踏んだので後半は足の裏が痛くなるくらいだった。登山靴で来ていたらここまで足の裏は痛くならなかっただろうと思われる。

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