東京下町散歩#2 ①(鶯谷~徳川慶喜公墓所~千駄木)

今年1月に行った東京下町の散歩をまたやってみようと思った。前回、谷中霊園での徳川慶喜公の墓所を見つけられなかったのがちょっと悔しくて、さらには谷中や千駄木にある名所を訪ねて駒込まで歩こうと考えた。電車を乗り継ぎ山手線 鶯谷の駅に下車する。

これが鶯谷の駅ですか。

線路を渡るんだね

言問通りを谷中方面に歩く。

谷中方面は高台になっている。歩道にエレベーターがあってラクに上がれて便利。

ふたたび線路を越える

ほどなく谷中霊園に到着。今度こそ徳川慶喜公の墓所を見学するぞ!

谷中霊園に入っていく

おっ 案内図だ・・・どれどれ  なんだ、行き過ぎてんじゃん!

こっちか

徳川慶喜公の墓所を示す案内板を発見。ここを右に曲がれってんだな。

曲がると・・・おお、ここで左に入ればいいんだな。

やっと見つけた!徳川慶喜公の墓所!

門扉より中に入れないが、これが慶喜公のお墓ってことなのか。

3つある墓碑の中央にあるこれが慶喜公が眠っているところということなのか。

なるほど。

ではでは谷中霊園を横断して千駄木方面へ行きましょう。しかし、この谷中霊園にお墓を持つ人ってそうとうなブルジョワジーな人なんだろうな。

しかし今日はエラく賑わってるなぁ。なんでなんだろうなぁ。

そっか、今日はお彼岸か。・・・だからこんなに騒がしいのか。

しばらく歩くと山岡鉄舟とゆかりのある全生庵に到着した。

山岡鉄舟について実はあまりよくしらなかったのだが、江戸末期の江戸城無血開城にかかわった人物と言うことで、明治維新時の薩長と幕府との内戦の激化を回避した重要な人物と言うことである。

山岡鉄舟をたたえる碑の傍らにある木に花が咲く。

これって桜?でもこのタイミングで満開になる?

さてさて次は大名時計博物館へ行きましょうか。ここを入っていくんかな。

ここを右に曲がるんですね。

歩いていくと・・・

ここが大名時計博物館か。

門の傍らに「勝山藩下屋敷跡」と石碑が建っている。

では中に敷地内に入ってみましょうか。庭木がずいぶんうっそうとしているな。

左手に目をやると古そうな蔵と廃車と化したラルゴハイウェイスターが置いてある。

なんだろう。この人を寄せ付けないチョイ荒れた異空間ぶりは・・・。ホントにここが大名時計博物館なのか???

左手に進むと平屋の卓球場のような建物があった。

右手の靴棚にあるスリッパを履いて

恐る恐るドアを開けると・・・

ドアを開けると左手に受付の若めのあんちゃんが手元の本を見ながら「¥300です」といって半券を渡してくれた。このあんちゃんはどんな本をいっしょうけんめい見ているのか・・・と思ったらクロスワードパズルだった。しかし、このあんちゃんは何者なのだろうか。この大名時計博物館は陶芸家・上口愚朗氏の個人のコレクションを公開したものと言うことで、ひょっとしたらこのあんちゃんはそのお孫さんかひ孫さんなのかもしれない。あのラルゴハイウェイスターをかつては乗り回してたのかな?といろいろ想像してしまった。館内は撮影禁止となっていて、画像は撮らなかったが展示品は素晴らしいものだった。だが、ちゃんと掃除をしていないのか、とにかく館内がお世辞にもきれいに整理整頓されているとは言い難い状態だった。若いカップルがデートでここを訪れようものならこの異様な雰囲気に、「アタシ帰る!」とカノジョが間違いなく言い出しそうな感じでとにかく「異空間」という言葉がピッタリな感じだった。
よけいなお世話と思うがこのあんちゃんひとりでここを管理しているんだろうか ・・・とここに来て色々と考えてしまった。こうしてなにかいたたまれない気持ちになったこともあって10分ほどでこの大名時計博物館を後にして千駄木方面へ再び歩みを進めた。すると、道中にあった谷中小学校にこんな時計があるのに目がついた。

この時計はさっきの大名時計博物館ちなんだものなのかな?こうして今回の行程の中間地点となる千駄木の駅を通過した。お次は森鴎外記念館に参りますか。

※2016年3月20日

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