讃岐うどんのハシゴを終えたし、高松城も見学し終わったし、これで最低限の目的を達した・・・と思ってレンタサイクルを返却してJR高松駅に向かっているところでふと気づいた。そういえば、高松港の「せとしるべ」の灯台を見に行ってなかった！JR高松駅でちょい葛藤があったが、ここで見に行かなかったら後悔すると思いJRに乗るのをとりやめ、高松港にむかって歩いていくと
駅から歩いて６～７分で瀬戸内海が目の前に見える、気持ちのいい岸壁に来た。
あの桟橋の先にある赤い塔が「せとしるべ」ってことか。
往時には四国に向かう船はみな、あの灯台を目印に航海したんだろうな・・・あぁ旅情を感じるね～。宇高連絡船に乗ってみたかったなぁ。
瀬戸内海に浮かぶ島々をいつかひとつひとつ探検してみたくなったよ。
そういえば、瀬戸内海をこうやって見るのって生まれて初めてだな
右手に進むと・・・フェリー乗り場か。瀬戸内海の島々に連絡するフェリーの発着所ってことだね。
船舶が行きかってるね。
このトーテムポールみたいなオブジェ、観光名所扱いしてたが・・・うーん？
高松築港からいろんな島に行けるんだね。
と、見ているうちに今度はフェリーが接岸した。
鬼ヶ島って書いてある。鬼ヶ島ってどこ？
連絡船の乗客は皆、この看板に迎えられるんだね。
では金刀比羅宮参りに琴平にむかいましょう。せっかくだから琴電に乗ってみましょうか。18きっぷが使えないけどまぁいいでしょう。
終点の琴電琴平まで￥620（当時）なのね。
駅ホームをあるいてびっくり。反射してうまく写せなかったけどホーム脇の堀にタイがいるよ。
ほどなく琴電の車両が入線してきた。割と本数が多いんだな。
この後結構な人が乗ってきてロングシートがすべて埋まった区間もあった。利用客が多いんだね。
１時間10分ほどで終点の琴電琴平駅に15時ころに到着した。
15:03 琴電琴平駅の改札を出る。
琴平の観光地図だ。金刀比羅宮はけっこう山の上にあるんだなー。
ではでは！あまりゆっくりしてられないので早速、金刀比羅宮に行きますか。駅を出て右手に出てT字路を左に曲がって進んでいきましょう。
T字路を左に曲がって進むと神社の参道っぽくなってきた。参道沿いに土産屋さんがあって賑わってるね。
15:14 駅から10分ほど歩くと階段が現れた。ついにここから階段の登りが始まるのか。
この雰囲気、丹沢の大山の阿夫利神社の参道の雰囲気に似てるね。
おや？そうか、四国自然歩道なんてのもあるのか。このルートは四国自然歩道の一部ってことか。さすがに四国自然歩道踏破はムリだろうなぁ。
階段の登り口から8分、駅から17分程で294段目にさしかかった。えぇ？まだ500段近くあるの？うへぇー。
15:23 やっと金刀比羅宮大門に到着。
大門をくぐるとなだらかな場所に出た。なんか5人でなにか売ってるな。この時は関心がなくスルーしたが、こんぴら名物の700年の歴史を持つ加美代飴を金刀比羅宮境内大門内で5軒の飴屋のみが販売を許された「五人百姓」と呼ばれる飴売りさんたちだ。寄っていけばよかったな。
桜馬場の鳥居をくぐる。
うへぇまた階段だよぉー
15:34 駅から30分程で旭社についた。あぁしんど。
そうか、ここは本殿じゃないんだ。本殿は右手のこっち方面か。
また鳥居をくぐる。
賢木門…何か異空間へと導くかのような風情あるたたずまいのある門だ。
手鑓水で清めて
おぉ～また強烈な階段…ラスボス？
この登りでホントに最後なんですよね？
15:40 ようやく金刀比羅宮の本殿に到達した。いやぁ～長かった。駅から35分くらいかかったよ。
お参りを済ませ、右手に下界を見下ろせる展望所があったので眺めに行って見た。
おぉ・・これはどちら方面なんだろうか。丸亀のほうなのかな？左手にある富士山みたいな均整のとれた勾配がけっこう急な独特なシルエットの山に目が行くなぁ。
境内を歩いてみましょう。
これは重要文化財とされる三穂津姫社だ。金刀比羅宮本宮の祭神である大物主神の后にあたる高皇産霊神の娘、三穂津姫神が祀られているということだ。
こっちは絵馬伝だ。
そうか、海の安全の神様だもんね。
日本郵船…すげーなぁ。
色んな船の写真が奉納されてるよ。
いやぁ～なかなか見ごたえがあった。
では降りることとしましょう。
旭社に降りてきた。そういえば、ここはさっきスルーしちゃったな。せっかくだからお参りしとくか。
参拝を済ませ・・・あれはなんだ？
監視カメラ！そうかー、油のような液体をかける輩がいつ現れるかわからないからなー。世知辛い世の中で困ったもんです。
下界に降りましょう。
いい眺めを見ながら石段を下りる
こうして参道を下りて
16:22 JR琴平駅に到着した。まぁ駅から賞味１時間15分ほどで行って戻ってこれるのか。
JR琴平駅発16:49の岡山行きに乗り込んで・・・
夕暮れの瀬戸内海で島々がしだいにシルエットになっていく様子を見ながら瀬戸大橋を岡山に向かって帰路に就いた。
大阪に到着したのは２１時をまわっていた。初めての四国はなかなか楽しかった。大阪起点の青春１８きっぷ、次はどこへ行こうかな。
※2016年12月10日
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