サイクリング琵琶湖一周だ。7:38に米原の道の駅「近江母の郷」よりスタートし、琵琶湖を左回りで海津大崎にまでやってきた。ここにある自販機でファンタグレープをイッキ飲みして小休止したところで11:18、再スタート。
人家の無い琵琶湖北岸を進んでいったが湖越しに人家が見えてきた。
集落が現れた。R161に合流するのか・・と思いきや
11:25 ビワイチのルートは国道の手前の道に入っていくのか。
おぉ~古そうな街道だなぁ。ここから琵琶湖西岸に入る。
この街道沿いには古くからありそうな神社仏閣が多く並んでいた。ひとうひとつ見学してみたかったが昼にしてまだ今日の予定の半分も行ってないことを考えそのまま通り過ぎることにした。
この金ピカの建物は寺?インパクトあるなー。
おや?ここは歴史ありげな?
へぇ
江戸時代に造られた石積みなんだ。へぇー。
古い街道を進む。ところどころで面白そうな歴史ありげな建物があったが「まだ半分も行ってない」と焦る気持ちからほぼスルーしてしまった。
途中、食事できそうなところがあった。
ほぉ。
湖岸には各所で公衆トイレがあった。トイレが自転車で移動して40~50分ごとに整備されている感じだ。
マキノサニービーチ・・・・。
湖水浴場&キャンプ場かぁ。いいなぁ。湖水浴ってそういえばやったことないなぁ。
進んでいくと左手にきれいな松林が見えてきた。
石碑があるようなのでクロスバイクを置いて近づいてみると・・・
「湖西の松林」って言うのか。HPより「北はマキノサニービーチ高木浜から、南は今津町浜分の今津浜に至る延長約8kmの琵琶湖岸には2千本を超える黒松が並木となって林立し、ゆるやかな曲線を描きながら延々と続く砂浜と相まって、白砂青松の美しい湖岸景観を形づくっています。この松林は、人家や田畑の防風林として、あるいは魚類の浜辺への寄り付きが、強い風波により妨げられるのを防止するための魚付き林として、明治末期より地元の人々の手によって植林、保護されてきたもので、人々の生活と密着しながら、厳しい環境の中で育み、慈しまれてきたものです。今では、琵琶湖の景観になくてはならないものとなっている緑濃き秀麗なこの湖岸風景は、昭和62年 (1987)1月『21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選』に選定されています。」へぇー伝統を感じるね。
湖岸に沿って松林が続いている。
ふり向くと先ほどまで走ってきた琵琶湖北岸の様子がよく見ることができた。ひっそりとした感じがいい。
コースは県道54と合流するが
コースはふたたび古い街道にそれる。
12:10 観光船乗り場の前を通過する。ここはどこだ?
ここは近江今津なのか。近くに湖西線の近江今津駅があるってことか。
湖西北部のコースは平地ながらも古い街道沿いで神社仏閣の古刹があり、古くからの石積みがあったりそれでいて湖岸のすぐそばを走ることができて、それにプラスして自動車の交通量が少なくて走りやすい。
12:15 おおっ なんだ、この意味ありげな湖岸の鳥居は?
二ツ石・・・なになに「この湖岸の鳥居の二つの石から100M沖合の位置に2つの石があって渇水時にその姿があらわになることから普段からその石が姿を現さないように代わりにここに祀って渇水が起きないように祈念したもの」なんだ。へぇ~おもしろいねー。
コースはやがて県道333と合流する。
コースをちゃんと整備している。
このあたりは湖岸が湿地となっていて水鳥の住みかとなってあたりから「ちゅんちゅん」といった鳥の鳴き声がいたるところから聞こえてきた。バードウォッチの趣味のある人にとっては一日中ここにいて飽きないんじゃないだろうか。
キャンプ場?
12:34 六ツ矢崎浜オートキャンプ場・・・琵琶湖西岸はキャンプ場が点在してるんだ。サイクリングしながらこういうキャンプ場で一泊するのもいいかもね。
12:37 道の駅「しんあさひ風車村」を通過。
県道333をまっすぐ進む。
おっ 大きめの橋だな。
12:47 安曇野川を通過。
あれ?いつの間に県道333が304?
13:12 左に曲がってR161に合流する。
と、ビワイチのコース表示に従ってコース取りすると反対車線の歩道に誘導された。あれっ??
反対車線の歩道を進む。なんか違和感。しかし、R161は交通量が多くて危ないな。左車線には歩道がないし、路肩のスペースも広くないので安全を考慮してこのコース取りをしてるのかな
と、おお~こういう歴史ありげな灯篭を見るとテンションが上がるね。この先になにかあるのかな?
と・・・んん?なんか人が集まってるぞ?ここはなんだ?
??
湖に鳥居??ええっ ここは厳島神社???
道路を挟んだ側には神社が・・・白髭神社っていうんだ。
13:32 白髭神社に立ち寄った。WIKIによると本殿や拝殿は豊臣秀頼によって整備されたという。すげーなぁ。
HPより「白髭神社は滋賀県北西部の高島市にある、日本最大の湖・琵琶湖に面した神社です。創建はなんと1900年前。第11代天皇の垂仁天皇の頃で、近江最古の神社とされています。また、全国にある白髭神社の総本社ともされています。」古墳時代にまでさかのぼるの?
ビワイチのコース上にこんな由緒ある神社があるなんてまったく知らなかった。ビワイチをチャレンジする前にもっと予習しておけばよかった。
では先に進みましょう。そういえばもう13時を過ぎてさすがにハラが減ってきた。
どこかで休憩したいが・・・R161左車線にローソンがあったが右車線歩道を走る位置関係だと近寄れない。と、コースはR161から離れて湖西線沿いの道に入って湖西線の北小松駅をかすめて進んでいくと
13:55 R161との交差点にセブンイレブンがあった。たまらずここで自転車から降りておにぎり等食事をとった。
シャリバテになりかけてたがエネルギー補給することができた。15分程休憩したのちサイクリング再開。こんどは県道601を行く。湖西線沿いを進むが途中、湖西線をくぐって湖西線の右に出たり
また左に戻ったりを繰り返して
14:29 湖西線比良駅を通過。
この区間はビワイチコースを赤く色づけしている。ここまで来るとあたりはだいぶ「街」っぽくなる。
と、思いきや湖岸近くにさしかかるとこんな風景になったりする。
14:51 県道558に合流するところで正面に八所神社が鎮座していた。この神社もなんか由緒ありげな感じがしたがスルーした。
県道558 西近江路を進んでいくとしだいに交通量が増えてにぎやかになってきた。
おおっ ついに琵琶湖大橋の交差点にさしかかったか!ここでショートカットしようなんて思ってませんよ!フルビワイチをやりますよ!
15:21 琵琶湖大橋の信号を通過してさらに南下する。
琵琶湖大橋の信号から先は渋滞する都市部の幹線道路をひたすら進むという感じだった。「湖を一周する」という感覚からは程遠いものを憶える。
15:37 雄琴川を通過。走行距離もこの日スタートから100kmを越えて疲れがピークに達してきた。
雄琴温泉のいかがわしい感あふれる街並みを左手に見ながら温泉歓楽街を通過する。このあたりで腰は痛い首は痛いわの苦しみが襲ってきた。
だが、今日のゴールの大津まで10kmを切ってきたところでようやく気持ちの余裕ができてきた。まだ16時くらいだしちょっと休憩がてらどこか名所があれば寄ってみてもいいかなと、気持ちが切り替わったところでこの標識が目に飛び込んできた。
せっかくだから休憩がてら行ってみましょー!ということでちょっと寄り道。あっという間に唐崎神社に到着。
16:02 早速見学してみましょうか。
日吉大社の摂社なのか。
ふうん・・・これが唐崎の松ってことなんですね。江戸期の安藤広重がこの松を題材に「近江八景」を描いたのが
この「唐崎夜雨」なのか。へぇー
おお!松尾芭蕉がここに来て「唐崎の松は花より朧にて」って句を詠んだのか。
と、見学はこれくらいにして湖岸のベンチでしばし仰向けになって休憩した。ベンチに横になったまま20分程動けなかった。湖から吹いてくる風が心地よかった。
起き上がって南の方に目をやると・・・おお~ 大津の街がもうこんなに近くに見えてたんだな。今日のゴールはすぐそこだな。
陽が傾く中、大津へとひた走る。
16:33 自衛隊大津駐屯地を通過。
んん?船が・・・大津港か!
おお~浜大津の街か。すっかり都会だなー。
大津の中心部だ。
17:00、宿泊予定地の大津・膳所のネットカフェに到着した。ビワイチ1日目の走破予定距離113kmを走り切った。いやー疲れたよ。夕食はネットカフェの近所のココイチで済ませネットカフェに入ってからはソフトドリンクやソフトクリームを飲みまくった&食べて水分と栄養補給をした。そしてネットカフェのシャワーを借りて2日目に備えて寝ることにした。明日は今日の疲れがどれくらい影響するかな。
※2018年4月28~29日
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