ときわ路 日立駅より日鉱記念館訪問

予定通りの大津港駅発12:45の水戸行きに乗車し、13:16に日立駅に到着。初めて降りたが、デカい駅だ。中央口に下りて・・・

ここで、東河内行きの路線バスに乗る。13:21発なので乗り換え時間が5分しかない。バスは何処だ?と探すと・・・あったあった!

13:21 バスに飛び乗り定刻通りバスが出発。

13:48、目的地の日鉱記念館のバス停に到着した。ここに来たのは、以前から気になっていた日鉱記念館を見学したい、ということと、あわよくば高鈴山登山をしてやろうと考えていた・・・のだが・・・

いざ、日鉱記念館へ!

おおっ なんか凄そうだな。

とりあえず本館で受付しますか。

いざ見学しましょう。ここは銅の鉱山だったのか。

この鉱山の発展が、日立市の発展、日本の発展に寄与したということか。

おっ 坑道の展示ですか???

こんな感じだったのか。

足尾銅山観光のような人形の展示だ。昔は手堀りだったのか。たいへんな作業だったろうなぁ。

水平掘り

垂直掘り

こういう機器ができて作業効率が上がったんだろうなぁ。

トロッコに載せて搬出すれば大量に運べるだろうな。

坑道の展示からふたたび中2階にあがって展示が続く

禁酒会会員?

へぇ!鉱山の娯楽施設として映画館があったんだ。

かつてはこの日鉱記念館周辺が軍艦島の如くなんでも揃う町を形つくってたのか。

こんな山の中に劇場があったんだ。

鉱山列車・・・鉄道が通ってたんか

へぇ!ここから日立駅にまで鉄道が通じていたんだ!

最上階は巨大煙突についての展示だった。

14:30 本館の見学を終え、受付を通ると受付のオジサンが「今日は高鈴山か神峰山を登ってきたんですか?」と聞いてきた。正直に「イヤ、これからできれば登りたいと思っているけど実際どうしようかなぁと考えている」と話すと「いや、この時間からはやめたほうがいいよ」と諭され、天気も曇ってきてあやしくなってきたので残り時間は屋外展示や別館の展示をじっくり見ることに決めた。屋外に出てまず目に飛び込んできたのは・・・

これって草津軽便鉄道にも使用されていた電気機関車じゃないのかなぁ。映画「カルメン故郷に帰る」に出てた機関車のような気がする。

やっぱり日立製作所?

45馬力なのか。

で、これは創業者の邸宅だという。

で、こちらは不慮の事故で亡くなった従業員を弔うお堂だという。紅葉がきれいだ。

やはり「人柱」がいらっしゃるということか。犠牲無くして発展はなかったのだろうな。

この目を引くやぐらは坑道の入口ということだ。

場外展示を見学し終え、鉱山資料館へ足を踏み入れる

1944年に木造のコンプレッサー室として建てられたという入口の引戸を開くと・・・おお!

鉱山開発で使用された機器が所狭しと並んでいる

このドリルで穴を掘ったのか。

へぇ~

すごいなぁ。

イタズラしてないですよ

見学を終え、屋外へ出るとヘリコプターが施設の北側でホバリングしていた。

よくみると・・・救助活動?

聞いたら、山で遭難した人が居るらしいとのこと。いやぁ、山をナメちゃいけないね!などと、さっきまで本気でこの時間から高鈴山を登ろうと思っていた人が言うこっちゃ無いですけどね。日鉱記念館を出ようと上に目をやると・・・

そういえば、この鉄橋ってなんだ?道路じゃないよな。ひょっとして、鉱山と日立駅とをかつて結んでいた鉄道の遺構ですか?だとしたらなんだか歴史の証人を見た思いがしてうれしい気持ちになった。日鉱記念館前のバス停に着いたが・・・草がぼうぼうで放置感がありありだなぁ。

日立駅行のバスまでまだ相当あるので、歩けるところまでバス路線になっている県道36を歩いて下ることにしましょう。日鉱記念館のバス停から5分ほど歩くと・・・

往路のバスの中で気になっていた「一本杉」があった。県道はわざわざ一本杉を真ん中にここだけ局所的に中央分離帯ができている。

15:36 不動滝のバス停に到着。「不動滝」というからには何処かに滝があるものと思いきや、特に滝があることを示す案内は無い。このバス停には朽ちた階段があり、上へと続いていた。かつての社宅が造成されているのかと確かめてみようと試みたが竹ヤブが濃くて先へ進めなかった。ここにはかつては鉱山へ通う労働者の社宅でもあったのだろうか。

16:00 不動滝バス停で待つこと15分、定刻より1分ほど遅れてバスがきて無事乗車できた。

16:24 日立駅に到着。もう薄暗い。高鈴山に行かなくて正解だった。

そのまま常磐線に乗車して帰路に就いた。

※2015年11月13日

コメント

タイトルとURLをコピーしました